英語の絵本になじむための第一歩はやっぱりABC。
日本人(というか私の)感覚だとアップルのA、ブックのB、キャットのC……のような単純なものしか思いつかないのですが、本場のABCの本ともなると、言葉のバリエーションが違いますね。
ABCの本
野菜と果物だけでのアルファベットの本です。
描かれている野菜たちのイラストがとにかく素敵。大胆なカラーと構図の野菜や果物を眺めていると、この本がアルファベットの本だったことを忘れてしまいそうです。
Dr. Seuss
Random House Books for Young Readers
1996-11-26
ドクター・スースのアルファベットの絵本。大文字と小文字を一緒に覚えることができます。
ページを開いた瞬間に視界に飛び込んで来る印象的な色彩、可愛いだけでなくしっかりとした個性を持つキャラクターたち。スースはやっぱり別格だな、と感じる1冊です。
ハロウィンに関係のある言葉ばかりが並ぶABCの本。Aはapple bobbing、Bはbats、Cはcauldron……と、ひねりのきいた言葉が並んでいます。
Rev. W. Awdry,Golden Books
Random House Books for Young Readers
1998-07-21
きかんしゃトーマスのABCの本。
DにはDiesel(ディーゼル)、EにはEdward(エドワード)、GにはGordon(ゴードン)など、トーマスでおなじみの仲間たちも登場します。
イギリスの人気アニメ「ペッパピッグ」のABCの本です。
Aはapple、Bはball、Cはcar、DはdinosaurでEはegg……と、とってもシンプルでなじみ深い単語ばかりがそろっています。
洋書のABCの絵本は単語がちょっと特殊だから……と感じている人にもぜひ手にとってもらいたい1冊です。
Roberta Miller,Richard Scarry
Golden Books
1994-08-02
リチャード・スキャリーさんの描くシマリスちゃんが主人公のABCの本。
単語が並んでいるだけではなくて、きちんと物語仕立てになっていて、ほのぼのと優しい雰囲気の絵本です。物語のほうは、スキャリーさんではなくて、Roberta Millerさんが書いているようです。
イタリアデザイン界の巨匠と言われるブルーノ・ムナーリさんのABCの絵本。
子ども向けのABCの本のはずなのですが、そこには独特の世界感が展開していて、大人の私が見てもあっという間に本の世界に吸い込まれてしまいます。
決して奇をてらったものではなく、ABCの文字とイラストと簡単な文章があるだけなんですが、それでも何かが違うのです。クセになります。
エリック・カールさんのABCの本。カールさんのコラージュの技法で描かれた動物たちが登場します。
動物の名前だけでAからZまでそろえるなんてすごいな。
と思ったんですが、Uはunicorn、Xはxolo(メキシカンへアレスドッグの通称)でやっぱりちょっと大変だったみたいです。
(^^;)
H. A. Rey,Margret Rey
HMH Books for Young Readers
2013-11-05
Lexile指数 610L
アルファベットに興味を持ったおさるのジョージが、黄色い帽子のおじさんにアルファベットを教えてもらうお話を読みながら、私たちも一緒にアルファベットを習いましょう、といった感じの作中作的な(?)アルファベットの本です。
なので、文字もたっぷり。読み手も聞き手もそれなりの覚悟が必要です(笑)
本当の意味でのABCの本とは違うと思うのですが、ちょっと楽しい作品だったので、こちらのリストにも入れてみました♪