ジブリアニメ「思い出のマーニー」原作 When Marnie Was There

児童文学の名作「思い出のマーニー」。「借りぐらしのアリエッティ」を手がけた米林宏昌監督がアニメ化したことにより、絶賛注目度アップ中。

かくいう私も、この作品の存在を知ったのは、ジブリアニメの番宣を見たから。Yahoo!映画では、516のユーザーレビューで★3.84点(5点満点)を獲得しています。

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原書タイトルは「When Marnie Was There」

Ages 9-12

英国の作家ジョーン・G・ロビンソンによる作品で、1967年に出版。イギリスの児童文学に与えられる賞・カーネギー賞の最終候補にもなりました。

ちなみに、主人公Annaはジブリ映画では「杏奈」と漢字表記になっています。Marnieは「マーニー」のままですが。あっ、これはタイトルからも一目瞭然でしたね。

翻訳

4001141108
思い出のマーニー〈上〉 (岩波少年文庫)

ジョーン ロビンソン,ペギー・フォートナム,Joan G. Robinson,松野 正子
岩波書店
2003-07-16
翻訳

4001141116
思い出のマーニー〈下〉 (岩波少年文庫)

ジョーン ロビンソン,ペギー・フォートナム,Joan G. Robinson,松野 正子
岩波書店
2003-07-16

岩波少年文庫から、上下2冊で翻訳が出ています。こちらがおそらくは定番の翻訳なのでしょうが(ジブリ映画の中でも、原作としてこちらがあげられています)なんと角川つばさ文庫に新訳があるのを発見してしまいました。

翻訳

404631432X
新訳 思い出のマーニー (角川つばさ文庫)

ジョーン・G・ロビンソン,戸部 淑,越前 敏弥,ないとう ふみこ
KADOKAWA/角川書店
2014-07-11

わたしはアンナ。両親はいない。誰もわたしを好きじゃないし、わたしだって誰も好きじゃない。だけど、しばらく過ごすことになった海辺の村で、生まれてはじめて大好きな友だちができた!マーニーはきれいな金髪の、とても不思議な女の子。わたしたちが仲良しなことは、二人だけのひみつだ。けれど、嵐の日、マーニーは消えてしまい…!?二人の少女に起きた魔法のような奇跡。愛と感動あふれる運命の物語!小学上級から。

通常の表紙のものが角川文庫からも「新訳 思い出のマーニー」として出版されています。翻訳は、ないとうふみこさんとダン・ブラウン作品を手がけている越前敏弥さん。

さらに新潮文庫からも「思い出のマーニー」が出ておりまして、こちらは高見浩さんの翻訳です。

対象年齢はネイティブのお子さんを基準にしたものです。英文の難易度を知るには、単語数や難易度などを総合的に数値化したLexile指数がおすすめです。
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