10月31日はハロウィンの日。
ここ数年で「仮装の日」としてすっかり有名になりましたね(笑)
それでも元々は海外で長い歴史のある行事ですから、ハロウィンの絵本を読もうと思ったら、海外の絵本のほうが圧倒的に品数が豊富です。
挿絵も可愛いものからちょっぴり怖いものまで。表紙を眺めているだけでもワクワクしちゃう洋書のハロウィン絵本。
英語の絵本に興味はあるけど、なかなか……と思っている方も、これを機にぜひ一度手にとってみませんか?
ハロウィンの英語の絵本&しかけ絵本
アメリカではそこまででもないのですが、日本ではダントツ人気のハロウィンの絵本です。
“Who is that in the pointy hat?”
“A withc.”
といった具合に、ハロウィンに関連する質問とその答えが鮮やかな色合いのページの中に、フラップ(仕掛け)とともに隠されています。
Lexile指数 540L
結局、ハロウィンって何なの?
そう思っている方にぜひともオススメなのが本書「Halloween Is…」。
ハロウィンの歴史や慣習などが、この絵本を読めばばっちり理解できます。大人が読んでも「なるほど」と思えるしっかりとした内容です。
ハロウィンの夜、仮装してお菓子をもらいにでかけた10人の子どもたち。途中でクモに出会ってひとり減り、ヒキガエルに出会ってもうひとり減り……と次々に仲間が減っていきます。
この絵本はいわゆるCounting Book(数の本)なので、仲間が減るたび、10、9、8、7……と数を数えて行きます。
カラフルな衣装に身を包んだ子どもたちの姿が可愛くて、怖いというよりは、ハロウィンの夜の楽しい雰囲気が漂う絵本になっています。
魔女の台所にあるものを次々見て行くしかけ絵本。
フラップを右に開くか左に開くか、あるいは上に開くか下に開くかで、違うものが出て来ます。たとえば、魔女の家にある冷蔵庫。右に開けば「ノミだらけのコウモリ」左に開けば「おいしいチーズ」。
フラップを開いた時の当たりとはずれの差が激しいので、ついつい夢中になってしまいます。
w(゚o゚)w
Lexile指数 220L
ある朝起きたらガイコツのしゃっくりがとまらない。なんとかしゃっくりをとめようと、あれこれ試して一番効果があったのは……。
最初、何が面白いのかよくわからなかったのですが、何回か読み直すとガイコツのキャラクターがじわじわとしみて来ます。
人間と同じようにシャワーを浴びて、歯磨きをして、だけどガイコツだから、その後に骨を磨いちゃう(笑) しゃっくりをとめようと頑張ってもガイコツだから……。
ガイコツなのに怖くない。どこか人間くさい。一生懸命なのにいつもずっこけて、可笑しいような、切ないような、哀愁ただようその見た目。愛すべきガイコツの物語をぜひ!
翻訳「しゃっくりがいこつ」
左に文章、右にしかけ(と答え)。
お化け屋敷の窓にうつるシルエットは誰? の質問に、窓を開けて(フリップを開いて)答えをチェック。
お化け、ガイコツ、黒猫に魔女。ハロウィンの人気者たちが勢揃いのしかけ絵本……かな。窓を開くだけのとてもシンプルなしかけなので、最近の工夫たっぷりのしかけ絵本を想像しちゃうと、ちょっとイメージが違うかも!?
Lexile指数 410L
ハロウィンカラーの黒とオレンジ、そしてお化けの白の三色で描かれた絵本。読むとなんだかものすご~く平和な気分♪になります。
一人の少女と一匹のネコが大きな家に引っ越してきました。とても素敵なその家にはひとつ問題があって、なんとお化けが住み着いていたのです。
だけど大丈夫。少女は普通の少女ではありません。(かわいい)魔女だったのです。家にいるお化けをみんなつかまえると、洗濯機に放り込んでジャブジャブお洗濯。すっかり綺麗になったお化けは……。ほっこりします。
翻訳「おばけやしきにおひっこし」
Leslie Patricelli(レスリー・パトリチェリ)のボードブックシリーズから、ハロウィンをテーマにした「Boo!」です。
主人公は白いオムツ(パンツ?)をはいた赤ちゃん。畑にあるたくさんのカボチャの中から、これは小っちゃすぎ、これは大きすぎ、とハロウィンのお化けカボチャを作るためのカボチャ選びから始まります。
短くてシンプルな英語と、落ち着いているのにインパクトある色合いのイラストがとても印象的な作品です。太くて黒い輪郭線が使われているので、ぱっと見た感じではものすごく自己主張の強い絵なんですが、それでいてそこに何とも言えない暖かさがあるんです。個人的にツボ(笑)
Lexile指数 460L
「Curious George(おさるのジョージ)」シリーズから、ハロウィンをテーマにした1冊です。
グレイさんからハロウィンの仮装パーティーに初めて招待されたジョージ。仮装をしていなかったので、グレイさんのおうちの2階で衣装選びが始まります。
これはちっちゃい、こっちは大きい……、あれこれ悩んでやっと決めた衣装。自分の姿を鏡で見たくて、ベッドの上でピョンピョン跳びはねていると、階下から「お化けだ!」の声。あわてたジョージは……。
すでにおさるのジョージ/ひとまねこざるシリーズを読んでいる方のほうが楽しめる絵本です。ストーリーはとっても楽しいのですが「いかにもハロウィン!」な絵本を探している方にはちょっと違うかもしれません。
日本でも大流行した「I SPY(ミッケ!」シリーズや「ウォーリーをさがせ」みたいな絵本です。
細かな要素がぎっしりと描き込まれたイラストの中から、カボチャやお化けなどハロウィンに関係あるアイテムを探していきます。
パズルのような絵本なので、英語がとっでも少ないんですが「細かく描かれたイラストを見ると、なぜかテンションが上がっちゃう」という私のような人(笑)にはオススメです。
Lexile指数 AD260L
しかけ絵本……でいいのかな。とにかく面白い本です。
最初はモンスターの目玉が2つ。ページをめくるとそこにお鼻がのっかって。さらにページをめくると口がのっかって……そうしてBig Green Monsterが完成!
完成したところからまたまたページをめくると、今度はモンスターの耳がなくなって、次にお鼻がなくなって、顔のりんかくがなくなって……、ついにはモンスターがいなくなっちゃいます。
簡単な英文がそえられていますが、何も考えずにページをめくるだけで十分に楽しめます。
ハロウィンに関係のある言葉ばかりが並ぶABCの本。Aはapple bobbing、Bはbats、Cはcauldron……と、ひねりのきいた言葉が並んでいます。