くまのパディントン(Paddington Bear)はイギリスの作家マイケル・ボンドさんによる作品です。
第一作目となる短編集「A Bear Called Paddinton(くまのパディントン)」は1958年に出版されました。2017年に作者のマイケル・ボンドさんが亡くなったことにより、シリーズは全14巻をもって完結しました。
シリーズは世界40か国以上で翻訳され、3500万部以上を売り上げています。
くまのパディントンシリーズ
子ども向けの本と思って読み始めると、思いのほか英語のレベルが高かったりします。
1作目のA Bear Called PaddingtonのLexile指数は750Lですが、その後のシリーズでは1000Lをオーバーする作品が何冊かあります。
ちなみに、大人も楽しめる児童書として定番の「Holes」が660L、「Harry Potter and the Sorcerer’s Stone(ハリー・ポッターと賢者の石)」880L、ノーベル文学賞受賞で話題のカズオ・イシグロさんの「When We Were Orphans」が1030Lになっています。
lexile指数ですべてがはかれるわけではないですし、それよりも何よりも内容に興味が持てるかどうかが大切なので、パディントンのほうがカズオ・イシグロさんの作品よりもずっと易しく感じるだろうとは思いますが……。
パディントンの可愛らしに騙されてはダメです(笑)
Lexile指数 750L
「Please look after this bear. Thank you」と書かれたタグを付けた子ぐまとブラウン夫妻との出会い。人気のパディントンシリーズはここから始まりました!
翻訳「くまのパディントン」
シリーズ2作目。
翻訳「パディントンのクリスマス」
シリーズ3作目。
翻訳「パディントンの一周年記念」
Lexile指数 1070L
シリーズ4作目。
翻訳「パディントン フランスへ」
Lexile指数 1090L
シリーズ5作目。
翻訳「パディントンとテレビ」
Lexile指数 1030L
シリーズ6作目。
翻訳「パディントンの煙突掃除」
シリーズ7作目。
翻訳「パディントン妙技公開」
シリーズ8作目。
翻訳「パディントン街へ行く」
シリーズ9作目。
翻訳「パディントンのラストダンス」
シリーズ10作目。
翻訳「パディントンの大切な家族」
シリーズ11作目。
Lexile指数 850L
シリーズ12作目。
シリーズ13作目。
シリーズ最終作となる14作目です。
Michael Bond,Peggy Fortnum
HarperCollins
2015-09-29
くまのパディントンの初期3作品(A Bear Called Paddington、More about Paddington、Paddington Helps Out)が入ったボックスセットです。
パディントンの絵本
A Bear Called Paddintonを4-8歳のお子さん向けに絵本仕立てにした作品です。絵本とはいえ、それなりに文字も多いので、
「くまのパディントンは読んでみたいけど、原作はちょっと文字量が多すぎて……」
と考えている方にもぴったりな1冊です。
Michael Bond,R. W. Alley
HarperCollins
2014-07-22
Paddington、Paddington at the Palace、Paddington at the Zoo、Paddington in the Garden、Paddington and the Marmalade Maze、Paddington the Artistの絵本6作品がこの1冊に収録されています。
Paddington Bear and the Busy Bee Carnival、Paddington and the Magic Trick、Paddington’s Day Off、Paddington in the Garden、Paddington at the Circus、Paddington’s Prize Pictureの6作品がハードカバーとなってこの1冊に収録されています。
ブルーレイ
マイケル・ボンドさんのヒット作「くまのパディントン」を映画化した作品で、日本では2016年に劇場公開されました。