
その昔。
子どもに英語の絵本を読む(見せる?)タイミングで「そうだ、自分も英語を読んでみよう!」と思い立ったのが、洋書への入口。
読んだ本の感想をブログに記していたのですが、40代半ばで老眼になったあたりから読書がしんどくなり中断。更新できないブログをそのままにしておくのも気持ち悪くって、思い切ってブログを削除(←のちに大後悔!)
せめてデータくらい手元に残しておけばよかったものを、すべてをキレイさっぱり消し去ってしまったものですから、何を読んでいたのかさえほとんど覚えておらず……。
老眼がやっと落ち着いて来たので、もういちど読書でも始めようかな、と思ってみたものの記録が残っていない。
あれこれ探してAmazon.co.jpの購入履歴に書名が少しだけ残っているのを発見しました。
書店で直接買った洋書もたくさんあるので、すべてを網羅できたわけではありませんが、履歴をもとにとりあえず読んだ本をリストアップしてみました。
自分用の備忘録でもあるので、他の方が見て面白いものではないかもしれませんが、もしも気が向いたらご覧下さい。
なお、洋書を読み始めた初期の頃の作品はここには掲載されていません。薄い絵本と児童書の中間のような本を書店で実際に手にとりながら選んでいたので、Amazon.co.jpの購入履歴には残ってなかったのです(涙)
今までに読んだ洋書
下へ行くほど時期が新しくなります。
アメリカのコラムニストのボブ・グリーンが高校時代の日記を物語仕立てたもの。今は入手困難なようだが、とても素直な英語で読みやすかった。
Lexile指数 900L
ライラの冒険シリーズで有名なフィリップ・プルマンの作品。
購入履歴にはなかったけれど、同じ作者のThe Golden Compass、The Subtle Knife、The Amber Sypglassもどこかのタイミングで読んでいたはず。
Lexile指数 770L
ニューベリー賞受賞作ということで読み始めたが、家族愛をからめての少女の成長物語は、個人的にはあまり好きなテーマではなかった。
Lexile指数 690L
当初は何を読んだら良いかわからず「児童書ならニューベリーでしょ」ということでチョイスしたがこちらも重めの作品だった。それでも「wringer」という単語の意味だけはしっかりと覚えた。
Lexile指数 920L
ニューベリー銀賞受賞作品。人種差別問題が根底に流れる作品。ニューベリー賞の作品は自分には向いていないんじゃないかと気付き始めたのはこのあたりから。以降、エンタメ色の強い作品を読むようになる。
「十二番目の天使」のタイトルで翻訳も出たので知っている人もいるかと思う。絶望のどん底に落ちた男の再生の物語でとにかく感動がてんこ盛り。
この本との出会いがなかったら、ここまで洋書を読み続けることはなかったろと思うくらいに大好きな作品。青春物語の雰囲気をたたえつつ、ホラーと幻想が入り混じるという私の好みの展開に、興奮が抑えきれなかった作品でもある。
この他にSwan Song、Gone Southも読了。
翻訳の「フロスト警部」のシリーズが大好きだった流れから手にとった作品。フロスト警部シリーズは、原作が出てから翻訳されるまでにかなりのブランクがあるので「原書が読めて良かった!」とこの時はじめて実感した。
この他にHard Frost、Winter Frostも読了。
Boy’s Lifeと同じ作者による作品。Boy’s Lifeのような幻想味はなかったが、読後感の良い爽やかな作品。
あ、あれ? 読み切った記憶が……ない。
Lexile指数 880L
ハリー・ポッターシリーズの3作目。1作目、2作目も確かに読んでいるはずなんだけど、Amazon.co.jpでは買ってなかったようで、購入履歴に残ってたのはこの作品のみ。
装丁はかなり好みのデザインだったのだけれども、中身は好みではなかった。そういうこともあるよね(笑)
アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。老人ホームで寝たきりの毎日をすごす老人の「私」が子どもの頃を回顧する形で物語りは進行する。英語が上手く理解できなかったためか、ひたすら暗くて怖かったイメージが残ってるんだけど……。
トマス H. クックはやっぱり読ませるな、と大納得した作品。だけど、履歴には残っていなかったけどBreakheart Hillのほうが好きだった。
臨死体験の謎にせまるSF作品。ラストはそこしか持っていきようながなかったのかもしれないが、なんとなくすっきりしなかった。ものすごく長い作品だったので、爽快感が欲しかったんだよね。
「ビッグ・フィッシュ」のタイトルでティム・バートン監督によって映画化もされた作品。死が目前にせまった父の嘘とも本当ともつかない子どもの頃の数々の逸話。父と息子の絆の物語。とかく暗くなりがちなテーマなのに、爽やかな感動でそれらを見事に吹き飛ばしている。
ブラッドベリの1冊くらい読んでおかないとね、ってことでチョイスしたのだけど私には合わなかった。
大好きな作品! 1960年代のアメリカの炭鉱町で、ロケット作りに挑戦する少年たちの夢と感動のお話。
安心して読める美しい文章が印象的なカズオ・イシグロの作品。それでも今作では上海の混沌とした現実と、次第に曖昧になっていく幻想との境界線があまりにも不確かなものだから、私の英語力ではちょっと苦しかったか。
大好きなフロスト警部シリーズ。どこがどうってわけでもないのだけれども、なぜか読み始めるとやめられない魅力がある。
ロバート B. パーカーの英語は簡単で、それなのにしっかりとしたストーリーで読ませる作品ぞろいなのがうれしい。この他にもEarly AutumnとThe Godwulf Manuscriptを読んでいたと思う、確か。
マキャモンが大好きすぎて、発売とほぼ同時にハードカバーで購入したら、日本ではちょっとお目にかかれないくらいの分厚さ&重さの本か届いてしまった。ストーリーは面白かったのに、本の重さゆえに読む場所が超限定されてしまって、結局最後までたどり着けなかった心残りいっぱいの作品。
今ならKindleもあるから、もう一度挑戦してみようかなぁ。
ここにジョナサン・トロッパーがあるってことは、同じ作者による私の大好きな作品Plan Bはどうやら書店で購入していたらしい。Plan Bが良かったので、The Book of Joeを購入したのだけれども、これはあまりはまらなかったなぁ。ミステリーに偏っていた時期だったからかもしれないけれど。
Lexile指数 900L
児童書と思って読み始めると、思いのほか英語が難しい。けど面白かった! Gifted Childと呼ばれる天才児たちの冒険と活躍が楽しいシリーズ第1作目。
名犬チェットと探偵バーニーシリーズ第1作目。警察犬訓練所を落ちこぼれてしまった大型犬チェットの犬視点で描かれた物語。どこかお間抜けだけど一生懸命なチェットがとにかく可愛い♪
きちんと張り巡らされた伏線、結末での「やられた!」の驚き。ミステリーとしても最高なのだけれども、何よりも物語全体を流れる怪しくも静寂に満ちた独特の雰囲気にすっかりはまった作品。
履歴にはないけど記憶にあった本
児童書ならナルニアでしょ、と思いまとめ買いをしたものの、3作目あたりで挫折。大人になってからこの世界観に入り込むのは難しかった。当時はそれなりの値段だったけれど、今ならkindleで格安で購入できるようで、時代の流れを感じる。
プーさんにほっこり癒やされながら楽しめた本。
Lexile指数 660L
児童書でありながら、大人が読んでも十分に……というか、下手な大人向けの本よりも数倍面白い作品。
今でこそ、洋書入門の本としてすっかり有名になったが、私が読んだ当初はそれほど話題になっていなかった。その後ジワジワと来るにつれ、自分だけの宝物がどんどんメジャーになってしまうのが、うれしくもあり寂しくもあった(笑)
柴田元幸さんの訳すポール・オースターの作品が大好きで「よしっ、英語で読むぞ!」と気合い十分でのぞんだ本。でも期待ほどではなかった。自分の英語力が追いついていないというのもあったと思うのだけれども、オースターは初期の頃のほうがダンゼン面白かった。
1040ページにも及ぶ大長編で「絶対に手を出しちゃいけない」という自分と「どこまで読めるか挑戦してみようよ」とささやく自分との葛藤の末に手にした作品。
12世紀のイングランドを舞台にした大河ドラマのような壮大な話。これだけの長さがありながら、最後まで読ませるストーリー展開で無事読了。こんなに長い作品でも読めるんだ!と自信につながった1冊でもある。
ちなみに本書の語数は447,000語。「多読」とやらを意識して洋書を読みはじめたわけではないのだけれども、多読の目標語数は100万語らしいので、この1冊だけで目標の半分近くに到達することになる。
在庫切れ、絶版の本について
履歴をもとに、当時購入をした洋書へのリンクをそのまま張っているので、せっかくクリックしていただいても、在庫切れや絶版で入手困難なものが多数あるかと思います。
そんな時は。
PCの場合

「その他の形式およびエディションを表示する」をクリックします。

こんな感じの画面があらわれるので、Amazon.co.jp価格が掲載されている中から好みのものを選んで下さい。
モバイルの場合

「形式」の部分をタップします。

選択画面があらわれるので、PCの時と同じく好みの形式を選びます。
ハードカバーだけでなく、ペーパーバックですら購入できない作品もありますが、大抵の場合はKindle版が用意されていますので、電子書籍に抵抗がなければKindle版をオススメします。
わからない単語も長押しするだけで辞書が立ち上がってくれので、とっても便利ですよ♪
まとめ
取りこぼしがまだたくさんあるような気がするのですが、とりあえずはこの辺が限界ですね。
(~_~;)
また思いついた時に追記します。
Be True to Your School
Clockwork: Or All Wound Up
Walk Two Moons
Wringer (Trophy Newbery)
The Watsons Go to Birmingham–1963
The Twelfth Angel
Boy’s Life
Night Frost
Gone South
The Accidental Tourist
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
The Christmas Box Collection
The Bottoms
Places in the Dark
Passage
Big Fish
Dandelion Wine (Grand Master Editions)
October Sky
When We Were Orphans: A Novel (Vintage International)
Winter Frost (DI Jack Frost)
Family Honor (Sunny Randall)
Speaks the Nightbird
The Book of Joe: A Novel
The Mysterious Benedict Society
Dog on It
The Thirteenth Tale
The Chronicles of Narnia: 7 Books in 1 Hardcover
Winnie the Pooh
Holes
Mr Vertigo
World Without End