「かいじゅうたちのいるところ」で有名な絵本作家のモーリス・センダックは、1928年にニューヨークのブルックリンで生まれました。
1951年にマルセル・エーメの童話「The Wonderful Farm(邦題:おにごっこ物語)」に挿絵を描いたのをきっかけとして、その後自分自身で絵本を制作するようになります。
1970年には児童文学に大きく貢献した画家や作家に与えられる国際アンデルセン賞画家賞を受賞。その他にも数々の賞を受賞し、批評家からは「児童文学のピカソ」とも言われています。
初期のモーリス・センダック
1951年出版。
邦題「おにごっこ物語」。モーリス・センダックが初めて挿絵をてがけた作品で、これをきっかけとして絵本の世界に本格的に足を踏み入れることになります。
モーリス・センダック三部作
Lexile指数 500L-595L
1956年出版。
邦題「ケニーの窓」。物語・イラストともにセンダックが手がけた、自身初の絵本。
Where the Wild Things Are (Caldecott Collection)
Maurice Sendak,Maurice Sendak
HarperCollins
2012-12-26
Lexile指数 700L-795L
1964年出版。
邦題「かいじゅうたちのいるところ」。センダックといえばこの作品というくらいの代表作。コールデコット賞を受賞。全世界で2000万部以上を販売。
上記の「Where the Wild Thngs are」と以下の2作でもって、センダックの「三部作」とされています。
Lexile指数 300L-395L
邦題「まよなかのだいどころ」
Lexile指数 500L-595L
邦題「まどのむこうのそのまたむこう」
この作品で、第33回全米図書賞(児童書部門)受賞。
モーリス・センダックその他の作品
Lexile指数 300L-395L
邦題「こぐまのくまくん」。センダックが挿絵を担当しています。
本書はネイティブの小学生が、1年生を終了するまでに自分で読めるように選ばれた語い数で構成された読み物シリーズ。子グマと母グマのあたたかい会話が中心となるやりとりのなかには、日常生活を豊かに表現する言葉の数々が含まれている。第1話、寒い冬の日に、「あなたの毛皮のコートが一番あたたかいのよ」と教えてくれる母グマ。子どもへのまなざしは、すべてのタイトルに共通してあたたかい。センダックの挿絵にもやさしい表情がある。
英語ペラペラキッズ(だけにじゃもったいない)ブックス
Little Bear Box Set: Little Bear, Father Bear Comes Home, Little Bear’s Visit (I Can Read Book 1)
Else Holmelund Minarik,Maurice Sendak
HarperCollins
1992-06-30
上記「こぐまのくまくん」シリーズの「Little Bear」「Father Bear Comes Home」「Little Bear’s Visit」の3冊がおさめられたボックスセット。
邦題「ちいさなちいさなえほんばこ 4冊セット」。
物語・イラストともにセンダックが手がけた「Alligators All Around」「Chicken Soup with Rice」「One was Johnny」「Piere」の4作品がミニ本サイズになって入っています。